何処かへの帰還

いったい何時からだろうか。私が夕方に執着するようになったのは?
記憶を辿ると小学生の頃、友人が呟いた「この時間は寂しい」という言葉にたどり着く。
たしか、夕方二人きりで部屋に閉じこもってゲームをしていた時の言葉だった。
その友人は数年後、家庭の事情で引っ越してしまって、その後は会えていない。

ふと夕方の時間になると、カメラを無性に持ちたくなるのは過去の記憶が疼くからか。それとも、雑踏の騒めきが恋しくなるからか。

 

追記
今回の記事のタイトルは「夕焼け症候群」にしようと思っていたが調べたところ、そういった病が現実に存在しているようなので、「何処かへの帰還」とした。



ボス猫の撮影方法

ここ最近、九州テレビで「アイフォトライフ」という連載をしている。
アイフォトライフは、写真に関するちょっとしたコツやポイントを私流に書き連ねたもの。
なのだが、そこには意図的に書いていないものがある。

猫写真を撮るために」という回では、猫写真に関することが書かれているが、「敬意」がポイントになっている。
だが、敬意をもって接したところで「手ごわい」猫もいるのも確か。
特にある程度年を重ねていたり、その地域のボス猫的存在の場合はこちらを強い眼光で見てきて、なかなか良い写真を撮るのは難しい。
そういった場合は、こちらを試したり威嚇しているので、警戒を解いて「認めてもらう」必要性がある。

対処法としては、一度ではなく何度も訪れて写真を撮ること。
それと撮影する際は、真正面から目をそらさずに怯まないこと。

上記の三枚の写真は、そうして撮影したもの。
最初はふてぶてしかったり、鋭い眼光でこちらを見たりだが、やがて警戒を解いて本来の姿を見せる。
なかなかに難しいことだが、写真はコミュニケーションでもあるので、機械のある時には挑戦してみてほしい。