桜花、春雨の街、幻視

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先日、とある図書館で借りた本を返却した後、エレベーターに乗って外の風景を眺めていた。

すると、昨日見た桜と外の風景が頭の中で奇妙な合成をしていた。

手元にあるiPhoneでそれを再現すべく、レタッチとフィルターと2重合成を駆使したのがこの作品。

現実は桜一つもなく、ただ薄暗い雲と街が広がっていても、私の頭の中はそうでもないようだ。

 

雨、夜桜、憂鬱。

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春、桜がちょうど開花し始めた日から、何故か雨が降りやまない日々が続いている。

目の前にある桜たちは、雨に何とか持ちこたえながら満開を迎えつつあるようだ。

私は憂鬱で仕方ない。せっかくの満開の桜並木もこれではすぐに散ってしまう。

ともかく、普段使っている機材を濡らして壊すわけにはいかないので、iPhoneでとりあえず撮影する。

天気予報を見るとかろうじて明日は晴れるようだ。明日は早起きして桜を撮ろうと誓った。

Lost In Life: 人形遊び

 

人形にはある種の魔力があるように思う。
ある人は己の理想を投影し、ある人は邪な欲望を滾らせる。生き物でもなく、幻想でもない。
そして、辺りを見回せば案外側にあるものだ。そして、その魅力に囚われると、いつの間にか自室が人形だらけになるらしい。
生憎、私は人形に特別な思い出はない。だが、被写体としては興味を抱いている。
エゴなのか、エロスなのか、それとも単なるフェチズムに過ぎないのか。現時点では答えは出ないけれども、何かしら撮影をしていると不思議と溜まってしまうのでここら辺で一部を公開しようと思う。

 

 

 

 

 

小倉を歩く。Part2 :森鴎外居

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文豪 森鴎外が小倉に一時住んでいたことを知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?かれこれ私も近くのお店に取材して知ったのですから人のことは言えないのですが。その際、撮影した際の写真を掲載したいと思います。

 

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森鴎外は、「舞姫」「うたかたの記」「文づかひ」「大発見」「ヰタ・セクスアリス」など日本文学に大きな絵影響を与えた作家です。一般的に夏目漱石と比べて難解だと言われています。

そんな森鴎外が住んでいたのだからさぞかし立派だろうと行ってみると、繁華街の最中にポツンとGoogleマップが無ければ分からないほど地味でした。(画像は近くの建物より。恐らく誰も入居していない)

 

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特に料金を取られることもなく、建物内部に上がることが出来たので上がって撮影。

陸軍第十二師団軍医部長として小倉に赴任した森鴎外が、明治32年(1899)から約1年半を過ごした家。

だそうです。この時期の影響は「雁」や「小倉日記」といった作品にも現れているようです。そう聞くと感慨深い。

 

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庭に出てみると古そうな木と何とも無機質なマンションの壁。多分住民たちは関心が無いのでしょう。

 

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この石で出来た小道を歩きながら、日々の仕事や作品作りに励んだのでしょうか?

 

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入り口付近に申し訳程度にある銅像。鷗外さんの夜は呑んだくれを眺めることに忙しいのか、永遠に未発表の作品を考え続けているのか。

 

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特段近くもない小倉駅沿いにあるマンション。共通点はまるでないけれども、電線はどちらも近くを通っていた。

 

門司港レトロ周辺を歩く。Part2

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この、伝説のゲーム「LSD」か「クーロンズゲート」辺りに出てきそうな風景。
実は門司港レトロから歩いて10分くらいのところにある、「門司港中央市場」です。本当にレトロですね。

 

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これが入り口の看板。なんでも戦後の闇市時代から存在しているそうな。

 

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とある花屋さん。この市場は朝に人がいるようなので、夕方に行くと本当に人がいない。
BGMだけが聞こえる異空間です。

 

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市場の途中に、車道があるようでこのような風景。天井の光が屋根を通過して何とも幻想的ですね。

 

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依然行ったときはおじいさんたちがタバコをふかしていたような記憶があります。秘密の休憩所です。

 

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入口付近の八百屋さん。近くのスーパーにめげず頑張っているようです。

 

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入口であり、出口。トラックが通過していますが、本来はスーパーが見えます。
行ってみると近所の主婦層はみなさんそちらでお買い物をされているようですね。
何とも現代的で印象の残るスナップでした。

Lost In Life :光害

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私も素人フォトグラファーの端くれなので、光と影には常に感謝している。
だが、世の中には「光害」というものがあるらしい。

 

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確かに、夜空の星々は眩しすぎる光のせいで夜空は白んでいる。
夜の自室の明かりも不眠症の元になりえる。スマホだって目を悪くする。

 

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光は闇を照らす。影を生み、見えなくていいものまで炙り出す。
今日は少し電力消費に気を付けるとしよう。

 

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Lost In Life

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私たちは何かを失いながら生きている。
得ることもあるが、いずれは無くなる。はたしてそこに意義はあるのだろうか?
そうした不安よりも深く、沈黙の傍らに、憎しみよりも激しく燃える炎があることに私はある日、気づいた。

 

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それの名前を私は知らない。思えば、それに突き動かされて生きてきたような気がする。
それが良いことなのか、悪いことなのかに答えはないだろう。定義できないのだから。

 

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雨の降る中、ふと空を見上げる。吹き荒れる風で枯葉が散っている。

 

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枯葉は土に還ることもできず、可燃ごみとして捨てられるだろう。

 

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「Lost In Life」 単純に訳せば、失われた命。
そこに宿るもの、来し方行く末、より根源的な何か。
暫くの間、「Lost In Life」を表題に探究しようと思う。

唐戸市場・活きいき馬関街を散歩する。

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空は曇り。一眼レフを持ち歩くには不安だったので、どこを散歩しようかと悩んでいた。ふと近頃、唐戸市場が活況だと聞いていたのを思い出す。

 

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土日祝日は「活きいき馬関街」といって、市場特有の雰囲気を楽しみながら寿司やどんぶりを購入して、関門海峡を眺めながら食すことができる。

 

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中国人観光客や日本各地からやってきた人が観光バスに乗ってきて近頃は、門司港レトロよりも人が多いくらいだ。

 

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市場の内部で食べる人も多く、ネットでの評判も高い。

 

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まだ、午前11時ごろ。この時点で海峡沿いで座れそうな所は人で埋め尽くされている。

 

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繁盛していることろは働いている人も幸せそうだ。観光客としてではなく、客観視できるものとしてみると面白いものをみることができる。

 

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鮮度の高そうな魚。近くでおじさんがさばいていた。

 

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唐戸市場の面白いところは、生魚だけではなく、こういった加工したものから野菜まで売っていることだ。年に数度ほど訪れるが、そのたびに面白い写真が撮れてしまう。今年はもう少し回数を増やそう。